何回も観たい!おすすめのジブリ映画11選

映画紹介

ジブリ映画は、日本を代表するアニメーションスタジオであるスタジオジブリが製作した作品で、世界中で愛されています。心温まる物語や美しいアニメーションが特徴的であり、幅広い世代に楽しまれています。そこで、今回はおすすめのジブリ映画を11作品厳選してご紹介します。

 

『となりのトトロ』

1988年に公開された、宮崎駿監督によるファンタジーアドベンチャー作品です。姉妹の日常生活と森の妖精たちとの交流を描きながら、家族の絆をテーマにしています。

【あらすじ】
田舎の古い家に引っ越してきた姉のサツキと妹のメイは、森の中に住む不思議な生き物・トトロに出会います。トトロたちとの交流を通じて、姉妹は自然との共存や家族の絆を深めていく物語が展開されます。

【感想】
『となりのトトロ』は、日常の小さな出来事を丁寧に描きながら、自然との共存や家族の大切さを感じさせる作品です。トトロたちの愛らしい姿や、美しい自然の描写が印象的であり、観る人の心を癒してくれる作品として人気です。

『千と千尋の神隠し』

2001年に公開された、宮崎駿監督によるファンタジーアドベンチャー作品です。千尋が妖怪の世界での冒険を通じて、自己成長を遂げていく姿を描きながら、家族の絆をテーマにしています。

【あらすじ】
十分な日本語が喋れない千尋は、両親と一緒に新しい家に引っ越しをする途中で、不思議な世界に迷い込んでしまいます。そこで両親が豚になってしまい、千尋は魔法の湯屋「湯婆婆」で働くことになります。豪華な温泉の銭湯を舞台に、千尋が妖怪や魔法の世界での試練を乗り越えながら、自己成長を遂げながら家族を救い、元の世界に戻るための冒険が繰り広げられます。

【感想】
『千と千尋の神隠し』は、宮崎駿監督の優れた世界観と描写力が光る作品です。異次元の世界や不思議な生き物たちの描写が美しく、ストーリーには人間ドラマが織り込まれています。千尋の成長や家族の絆が感動的に描かれており、観る者の心を鷲掴みにします。

『風の谷のナウシカ』

1984年に公開された、宮崎駿監督によるファンタジーアドベンチャー作品です。荒廃した世界での戦いを描きながら、人間と自然の共存をテーマにしています。

【あらすじ】
未来の世界を舞台に、毒の森に覆われた荒廃した世界で生き抜く少女ナウシカの姿を描きます。彼女は人間と自然の共存を模索し、異なる勢力の争いに巻き込まれながらも、自分自身や世界を救うために戦い続けます。

【感想】
『風の谷のナウシカ』は、宮崎駿監督の初監督作品でありながら、その深いテーマと壮大な世界観が印象的です。ナウシカの強さや人間と自然との関係性を描きながら、戦争や環境問題についても考えさせられる作品です。

『もののけ姫』

1997年に公開された、宮崎駿監督によるファンタジーアクション作品です。人間と自然の対立を描きながら、人間の傲慢さや自然への畏敬の念をテーマにしています。

【あらすじ】
戦国時代の日本を舞台に、人間と自然の対立を描きます。人間の傲慢さが自然によって制裁される中、主人公のアシタカはもののけ姫と呼ばれる少女と出会います。彼女と共に人間ともののけ、自然と人間の葛藤が交錯する中、アシタカは人間と自然の共存を目指し、人間の傲慢さに対して畏敬の念を持つようになります。しかし、人間たちの欲望や争いによってもののけ姫や自然が脅かされる中、アシタカは彼らを守るために戦い続けます。

【感想】
『もののけ姫』は、自然と人間の対立を描きながら、人間の傲慢さや自然への畏敬の念を深く考えさせられる作品です。宮崎駿監督の緻密な世界観やアクションシーンの迫力が魅力的であり、人間の心の葛藤や自然の美しさが感じられる作品です。

『ハウルの動く城』

2004年に公開された、宮崎駿監督によるファンタジーロマンス作品です。魔法と現実世界の融合を描きながら、自己受容や愛の力をテーマにしています。

【あらすじ】
魔法のある世界と現実の世界が交差する中、主人公のソフィは魔女によって老婆の姿に変えられてしまいます。彼女は魔法使いハウルの動く城にたどり着き、彼と共に自己受容や愛の力を学んでいきます。しかし、戦争や魔法の闇に巻き込まれながらも、ソフィは自分自身を受け入れながらも真実の愛を見つけ出していくのです。

【感想】
『ハウルの動く城』は、宮崎駿監督の独特な世界観やキャラクターたちの魅力が光る作品です。魔法と現実世界の融合が美しく描かれ、ソフィの自己受容や愛の成長が感動的に描かれています。恋愛や自己成長をテーマにした作品でありながら、宮崎駿監督ならではのファンタジー的な要素も魅力的です。

『借りぐらしのアリエッティ』

2010年に公開された、米林宏昌監督によるファンタジーアドベンチャー作品です。小人のアリエッティと人間の少年ショウが出会い、彼らの交流を描いた作品です。物語は、人間の世界から隠れ家を持つ小人たちの日常や彼らの生活を描きながら、人間と小人の違いや共通点を考えさせられます。

【あらすじ】
アリエッティは小人の一族の一員であり、人間の家の床下に住んでいます。ある日、彼女は人間の少年ショウに出会い、彼との交流を持つことになります。しかし、人間たちの世界では彼らが存在することを許されず、小人たちは人間からの物資を借りて生活しています。そんな中、アリエッティは人間の世界に興味を持ちながらも、小人たちの暮らしを守るために様々な困難に立ち向かうことになります。

【感想】
『借りぐらしのアリエッティ』は、小人と人間の交流を通じて、異なる世界観や価値観を考えさせられる作品です。米林宏昌監督の緻密な映像美や、小人たちの細かい動きなどが魅力的であり、人間と自然の共存をテーマにしたメッセージが心に響きます。小人と人間の友情や信頼が描かれることによって、共に生きることの大切さを感じさせてくれる作品です。

『崖の上のポニョ』

2008年に公開された、宮崎駿監督による海を舞台にした幻想的な作品です。豪華声優陣や美しい海の描写が魅力的で、子供たちを中心に人気を博しました。

【あらすじ】
ある日、5歳の少年・佐藤は、崖の上で金魚のような不思議な生き物・ポニョと出会います。ポニョは人間の姿に興味津々で、佐藤との交流を持ちながら人間の世界を知ることになります。しかし、ポニョの力を手に入れてしまったことで、海の生態系が狂い、佐藤とポニョは危機に巻き込まれていくのです。

【感想】
『崖の上のポニョ』は、海を舞台にした美しい映像や、人間と自然の関係を描いたストーリーが印象的な作品です。ポニョの可愛らしさや、佐藤とポニョの友情が心温まります。また、環境問題や人間の行動が自然に与える影響を考えさせられる作品でもあります。

『おもひでぽろぽろ』

1991年に公開された、高畑勲監督による実話を基にした作品です。家族の絆や人生の喜びや悲しみを描いた感動的な作品であり、多くの人に共感を呼びました。

【あらすじ】
主人公のタエ子は、戦後の東京で、夫と娘を持つ主婦として暮らしています。しかし、夫が不倫をして家庭を捨てるという出来事が起き、タエ子は娘と二人で生きていかなければならなくなります。彼女は娘と共に人々との出会いや別れ、喜びや悲しみを繰り返しながら、家族の絆を大切にして生活していくのです。

【感想】
『おもひでぽろぽろ』は、家族の愛や絆を描いた温かい作品であり、人生の喜びや悲しみを深く考えさせられる作品です。タエ子の人間味あふれる生き様や、母親としての強さに感動します。また、戦後の東京の風景や時代背景も丁寧に描かれており、当時の日本の歴史や文化に触れることができます。

『ゲド戦記』

2006年に公開された、宮崎駿の弟子である米林宏昌監督によるファンタジー作品です。原作はアーシュラ・K・ル=グウィンの小説で、深い哲学的テーマや壮大な世界観が魅力的です。

【あらすじ】
魔法の力を持つ少年・ゲドは、魔物によって脅かされる世界を救うため、旅に出ます。しかし、彼は自分自身の闇と向き合うことになります。自己との戦いや友情、人間関係を通して、ゲドは成長していくのです。

【感想】
『ゲド戦記』は、魔法やファンタジーの要素を含みながら、人間の内面や自己との向き合い方を描いた作品です。壮大な世界観や美しい映像に加え、物語の深みやキャラクターたちの心情の変化が感動的です。哲学的なテーマに興味を持つ人には特におすすめの作品です。

『思い出のマーニー』

2014年に公開された、米林宏昌監督による青春ドラマ作品です。原作はジョーン・G・ロビンソンの児童文学で、青春期の心の葛藤や成長を描いた感動的な作品です。

【あらすじ】
12歳の少女・アンナは、喘息の持病を持ちながらも、夏休みを過ごすために田舎の湾にやってきます。そこで彼女は、湾に佇む洋館で謎の少女・マーニーと出会います。二人は深い絆を育みますが、マーニーには秘密があり、アンナはその謎を解き明かすために奮闘します。

【感想】
『思い出のマーニー』は、青春期の心の葛藤や友情、家族の大切さを描いた感動的な作品です。物語の展開やキャラクターたちの心情の変化が繊細に描かれており、観る者の心を鷲掴みにします。また、映像の美しさや音楽の素晴らしさも魅力的で、感動的なシーンが多くあります。

「耳をすませば」

公開年:1995年 監督:近藤喜文

【あらすじ】
舞台は東京の郊外の町。主人公の少年・少女、少しずつ思春期に近づきながらも、自分の夢や人間関係に悩みながら過ごしています。ある日、少年は自宅の窓から見かけた男女の会話に興味を持ち、二人の関係に興味津々になります。自分自身の成長と恋愛を描いた青春物語です。

【感想】
「耳をすませば」は、青春時代の葛藤や自己発見を描いた作品でありながら、音楽や映像、物語の構成などが織りなす美しい作品です。青春の情熱や純粋な思いが詰まった作品であり、人間関係や自分自身への理解を深めるきっかけをくれる作品としています。また、作品中に登場する音楽や風景などが豊かに描かれており、観る者を魅了すること間違いありません。


まとめ

ジブリ映画は、その美しいアニメーションや感動的なストーリー、深いテーマによって多くの人々を魅了しています。この記事で紹介した11作品は、それぞれ異なる世界観やテーマを持ち、心に響く物語を展開しています。子供から大人まで幅広い層に楽しめる作品ばかりであり、何度でも繰り返し鑑賞したくなる魅力があります。
ジブリ映画は、人間の心の動きや情感、家族や友情、自然や社会など、様々なテーマを取り上げています。また、日本の文化や風景が緻密に描かれており、日本の魅力を世界に発信しています。その独特な世界観や深いメッセージは、多くの観客に感動と共感を与えています。アニメーション作品であることを超えて、人間の心に寄り添い、心に深い感動を刻み込む作品ばかりです。是非、これらのおすすめのジブリ映画を観て、その世界に浸り、感動的な物語や美しい映像に酔いしれてみてください。きっと新たな魅力に出会えることでしょう。

他にも家族で楽しめる映画も紹介していますので是非ご覧ください。

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